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福祉車両コラム

ハイエースとノア/ヴォクシー 小回りが利くのは…?       

2021.9.29  福祉車両コラム 

最近、ノア/ヴォクシーのスロープタイプの福祉車両の問い合わせが多いのと、施設の方たちからは、福祉車両の送迎車にはハイエースは大きいので、ノアとかヴォクシーにしてほしいとの要望が多いと伺ったのでどれだけ違うのかを調べてみました。

◆まずは、ハイエースとノア/ヴォクシーのサイズを比べてみましょう

【ハイエース(ロング・標準ボディー)サイズ図】

【ノア車いす仕様車(タイプⅡ)サードシート付 X 2WD】

【ヴォクシー車いす仕様車(タイプⅡ)サードシード付 ZS 2WD】

 全長全幅全高ホイールベース
ハイエース4,6951,6952,2252,570
ノア4,6951,6951,8252,850
ヴォクシー4,6951,7351,8252,850
※ホイールベース=前輪の中心と後輪の中心の距離。

ご覧の通り、ハイエースは5ナンバーのノアと比べた場合、幅も長さも同じサイズなんです。  

高さは400㎜違いますが。。。

標準ボディーでも車高が高いせいもあり大きく見られがちなハイエースですが、実は5ナンバーのミニバンサイズなんです

 

◆ハイエースは小回りが利く車?…

▲次にホイールベースを比べてみましょう。

『ハイエース』ホイールベース=2,570㎜                                                                             『ノア/ヴォクシー』ホイールベース=2,850㎜

ハイエースの方が280㎜短いのです。                                                        このホイールベースですが下記の「最小回転半径」に関係してきます。

▲最小回転半径について                                                                 「Uターンしたい!」そんな時に気になるのが「切り返さずにUターンできるだろうか?」。この“車の小回りのしやすさ”を表す数値のひとつに「最小回転半径」があります。最小回転半径もカタログに記載されていますのでそれぞれ比較してみましょう。

最小回転半径とは、右か左にハンドルを奥まで切った状態でゆっくりと旋回し、一番外側のタイヤの中心が描く円の半径のことを言い、メーカーはこの数値を国土交通省へ提出し、認可を受け、クルマのカタログに掲載しているようです。

カタログに記載の最初回転半径がこちら↓

この最小回転半径、「5.0m以下だと小回りが利くクルマ」と一般的に言われてます。

逆に、5.5m以上になると小回りが利かず、「不便」に感じてしまうようです。最小回転半径が5.0m以下にあるヴィッツやマーチは小回りが良いクルマとしてイメージ通りですね。

逆に、マツダCX-3、日産ジュークは、もっと小さくてもいいのでは? と感じてしまいます。。。

ボディサイズも比較的コンパクトで、きびきびと小回りが効きそうなイメージなのに、どうして最小回転半径は大きくなるのだろうか? そこには、「ホイールベース」、「トレッド(タイヤの幅)」、「タイヤの切れ角」「前輪駆動、後輪駆動」のどれかが関係してるそうです。

▲最小回転半径比較                                                            ハイエース(ロング、標準ボディー):5.0m                                               ノア(X)    :5.5m                                                                                   ヴォクシー(ZS) :5.5m                                                  

この数字が、何かと言いますと                                                                ハイエースは、ヴォクシー・ノアより50センチ も半径が小さな円が描けるほど、曲がるんです。

ハイエース(ロング、標準ボディー)は、ボディーサイズは5ナンバーサイズで、さらに同じ幅、長さのノアよりも小回りが利くため取り回しも良く、狭い道とか車庫入れも簡単なんです。                 最初は、前輪タイヤがお尻の下にあるので、早めにハンドルを切ってしまったりする事もあるかと思われますが、縦長のドアミラー(右側)とフェンダーミラー(左側)で左側はリアタイヤ辺りまで見えるので確認しながら慣れて頂ければと思います。慣れると高いシートポジションとあいまって前面の見切りの良さから「非常に運転しやすい車だと思う」と施設の社員の方もおっしゃってました。

ノア/ヴォクシーとハイエースでお悩みの方がいらっしゃいましたら、弊社ではハイエース(福祉車両)のレンタカーもご用意できますので、一度乗りやすさを体感してみてください。

車イス用リフトの故障の原因とその費用について

2021.8.23  福祉車両コラム 

今月は、リフトの故障の原因と、その修理にかかる費用の事についてご説明させて頂きます。
何故ならご購入車両はもちろんですが、リースでご利用の場合、車両の
リース代にはリフトやスローパー等の架装福祉装置部分の修理代金は含まれていない契約がほとんどです。
もしも、福祉装置部分が故障した場合、法人又は個人での費用負担となるからです。

【まずは、リフトの使用回数を計算してみましょう。】

1人の送迎にかかるリフトの稼働回数

お迎え(リフトを下げる、上げる)2回、
施設着(下げる、上げる)2回の計4回
お送り(下げる、上げる)2回、
ご自宅(下げる、上げる)2回の計4回
お1人の送迎でリフトは8回稼働しています。

1日、3名様の送迎に使用  3名 × 8回  = 24回
1年300日するとして    300日 × 24回 =   7,200回

3年使用すると   3年 × 7,200回 = 21,600回
5年使用すると    5年 × 7,200回 = 36,000回
7年使用すると    7年   ×   7,200回 = 50,400回
9年使用すると    9年   ×   7,200回 = 64,800回
もリフトを使用していることになります。

間違った使用方法、又は仕様頻度が厳しい場合早ければ3年から7年位
で異音が出たり、故障する可能性は高くなります。

【なぜ故障する?故障修理内容とその原因をあげてみたいと思います。】

①パワーシリンダー不良交換(左右)。
⇒パワーシリンダーへの均等過荷重(介助人が一緒にのってしまう、
 坂道での使用) 
 不均等荷重(平面でない所での使用)による破損。ガイドローラー、
 ベアリング等の破損。

②車いす固定装置不良。
⇒使用頻度、使用方法が厳しい状況が続く。
 清掃、点検未実施又は異物、ゴミ混入等での動作不良。

③プラットホーム交換、ガイドローラー交換。
⇒福祉車両の機器は平坦な場所で使うことが前提。
 異常接地面での繰返し使用によりプラットホーム、ガイドローラー、
 ベアリング破損。


④車いす固定ワイヤー交換。
⇒固定ワイヤーの収納忘れ、ゴミや泥の清掃不良。こまめな清掃と収納。

⑤ペンダントスイッチ交換。
⇒操作中のロール配線への負担断線行為等。

⑥テープスイッチ交換。
⇒挟み込み防止SWの不良、断線、経年劣化や誤った取扱による断線。

⑦ガイドユニット交換。
⇒スロープ部の経年劣化によるスペーサー摩耗、異物混入状態での
 スロープ使用。

⑧作動油交換及びバルブ清掃。
⇒リフトモーター部分より金属音、汚れた作動油内のゴミなどがバルブ部分
 でつまる。

右が使用後の作動油で右が新しい作動油です。                                      エンジンオイルと同様に汚れた作動油のまま使い続けるとリフトが動かなくなる原因になります。この作動油もできれば1年ごとの点検時に交換することが推奨されています。

交換にかかる費用は

①パワーシリンダー左右交換。        …約30万円~
②車いす固定装置不良。固定装置交換。    …約20万円~
             点検清掃。    …約1.3万円~
③プラットホーム交換。           …約30万円~
 ガイドローラー交換。           …約 5万円~(1台分)
④車いす固定ワイヤー交換。         …約  5万円~(4本)
⑤ペンダントスイッチ交換。         …約 3万円~
⑥テープスイッチ交換。           …約 3万円~
⑦ガイドユニット交換。           …約 1万円~
⑧作動油交換及びバルブ清掃。        …約 3万円~

日々消耗している部品に、片側2個ずつであのプラットホームを支え毎回
付加・負担がかかっているガイドローラーが有ります。これが1つでも過摩耗したり割れてるとガイドローラー4個の交換と他2個のローラーの交換をお薦めします。

リフトが動かなくなる原因の一つとしてガイドローラーにゴミや小石が引っかかることにより動かなくなり、さらに割れが発生する事が多いようです。

日本福祉車両協会では、1年に1度の点検清掃を推奨しています。

出来れば12ヶ月点検時には、固定装置の点検をお薦め致します。

今、福祉車両専門店ミズタニでは、毎月5台限定ですが、
福祉装置点検料 13,200円 を⇒ 5,500円(税込)で点検させて頂きます。

ぜひ、点検ご相談、ご来店をお待ちしております。

☎075-313-4091 川原(かわはら)まで


福祉車両の選び方

2021.7.27  福祉車両コラム 

福祉車両の特徴とお勧めポイントをご紹介いたします。

まず、日本福祉車両協会の定める福祉車両とは

1、助手席回転シート車

2、助手席リフトアップシート車

3、サイドリフトアップシート車

4、リフトタイプ車

5、スロープタイプ車

6、自操式運転補助装置付き車

の6種類を福祉車両として、みとめています。

さらに4と5のうち、もっぱら車いす利用者の移動に用いる自動車として一定の条件を満たされた場合は、「車いす移動車」と呼ばれます。

車両タイプですが、ニーズに合わせて仕様が異なります。介護タイプの福祉車両を装備が軽い順に並べると回転シート、回転スライドシート、リフトアップシート、スロープタイプ、リフトタイプとなります。

自操式は非常に複雑で、不自由な体の部分が下肢であったり側半身であったり、上肢であったりすることに合わせて設計されています。

では、各タイプの車両を見てみましょう。

助手席回転シート車                                             回転スライドシート車

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助手席が回転して乗車時の乗り込みを楽にするタイプです。          

□特徴

・構造がシンプルで比較的安価

・ドライバーと同じ目線、広い視野

・普通の乗用車として使用可能

□こんな方にお薦め

・杖なしで歩くことが多少できる方

・車いすからの移乗に介助がいらない方

・和装で外出することが多い方

助手席リフトアップシート

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シートが低くせり出して移乗が楽にできます。

□特徴

・ドライバーと同じ視線、広い視野

・普通の乗用車として使用可能

・乗り降りがつらい方でもリフトが補助してくれます

□こんな方にお薦め

・つかまり歩きができる方

・車への乗車時に足腰に負担を感じている方

・助手席回転シート車では深く着座できない方

サイドリフトアップシート車                                                

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助手席リフトアップシートと同じですが、このタイプは後席に昇降機能を備えたタイプです。サイドリフトアップシート車はミニバンなどの大きな車でスライドドアを採用する車種に設定されることが多くなっています。

□特徴

・基本的な動きなどは助手席リフトアップシート車と同じです

・ベースモデルとはシートアレンジが異なることがあります

・車両と分離してシート単体を車いすとして使用できるものもあります

□こんな方にお薦め

・ドライバー以外の介護者(ご家族)が同乗することが多い方

・膝の曲げ伸ばしがつらい方

・移乗時に左側(車両前方)から抱えて介助したい方

リフトタイプ車(車いす移動車)                                      

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電動リフトで車いすのまま乗車できます。                            車体の後部に取り付けられたリフト装置によってフロアの高さまで車いすの方をリフトアップするタイプです。

□特徴

・電動リフトを使うので介助者に大きな体力的負担が少ない

・ワンボックス車ベースの場合などは数人が同時に車いすのまま乗車可能

・雪の時や砂利でもリフターを下すことができる

□こんな方にお薦め

・介助者が体力に自信のない方

・多くの方の移動が必要とされる福祉施設や病院でのご使用

・車いすの方の移送サービスをされる福祉施設や病院でのご使用

スロープタイプ車(車いす移動車)

スロープタイプ車  に対する画像結果

車体の後方から車いすごと乗り込むタイプ。                                   車体後方からスロープを使って社内に車いすごと乗り込むタイプを指します。                          

□特徴

・ボディーサイズの小さい車でも車いすごと乗車可能です

・リフトタイプ車に比べると構造が単純で価格も低めになります

・ウインチを装着すれば乗車介助が楽になります

□こんな方にお薦め

・車いすからシートへの移乗が困難な方

・通院など比較的短距離、短時間の移動が多い方

・車両サイズの小さい車をご希望の方

自操式 運転補助装置付車

運転補助装置 一覧 に対する画像結果
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運転補助装置 一覧 に対する画像結果

行動範囲が広く、自由な移動を可能にする。                             身体の不自由な部分を補うための装置(運転補助装置)が装着される車の事をそういいます。多くは下肢や側半身に障害がある方のための補助装置が装着されますが、上肢の障害に対応した装置もあります。

□特徴

・既製のパーツで形は整いますが、それだけでは実用性は低くなります。

・ユーザー様に合わせたオーダーメイド的な作り方が必要になります。

・ご納車後も各所を手直しして使いやすさを高める調整をお薦めします。

□こんな方にお薦め

・下肢や側半身の不自由な方がご自身で運転を希望される方

・上肢に障害をお持ちの方がご自身で運転を希望される方

                              

上記のように、色々な種類の福祉車両があり、お客様も一人一人の生活スタイルや使用方法があると思われます。

上記並びにご希望条件等から、お客様に最適な1台を探させて頂きます。

ご質問、ご不明な事があれば「福祉車両専門店 ミズタニ」までご相談ください。経験豊富なスタッフがサポートさせて頂きます。

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